中学受験 過去問ノートの学習法Tips
中学受験の過去問は何年分・何回やる?目安と回し方
「過去問は何年分さかのぼればいいのか」「1年分を何回解けばいいのか」は、多くの家庭が一度は迷うところです。結論から言うと、正解は子どもの学力や志望校との距離によって変わりますが、目安を知っておくと計画は立てやすくなります。ここでは志望順位別の考え方と、1年分の過去問を何回解くとよいかの目安をまとめます。
年数より「使い方」で差がつく
過去問は年数を増やすほど良い、というものではありません。同じ1年分でも、答え合わせをして終わりにするのと、間違えた理由を分析して解き直すのとでは、得られるものが大きく違います。年数を欲張って1回解いて終わりにするよりも、年数を絞って繰り返す方が、結果として得点力が伸びることが多いです。
志望順位別の配分の目安
- 第一志望校: 出題の癖や時間配分に慣れる必要があるため、比較的多めの年数(目安として5年分前後)を、2〜3周を目安に繰り返すと傾向がつかみやすくなります。
- 実力相応校・併願上位校: 3年分程度を1〜2周が目安。第一志望ほど深追いせず、時間内に解き切る練習を中心にします。
- 併願校・安全校: 出題形式の確認が主目的なので、1〜2年分を1回解いておけば十分なことが多いです。
あくまで目安であり、子どもの得意不得意や残り時間によって配分は調整してください。全ての学校を同じ濃さでやる必要はありません。
1年分を何回解くか
1年分の過去問は、1回だけでは「解けた・解けなかった」の判定にしかなりません。目安としては次のような回し方があります。
- 1回目: 本番同様の時間で解き、今の実力を確認する。
- 2回目: 間違えた問題を中心に、時間を計りながら解き直し、時間内に解けるかを確認する。
- 3回目: 期間を空けてもう一度全体を解き、定着したかを確認する。
3回とも同じ問題を丸暗記して「解けた気になる」だけにならないよう、なぜ間違えたのかを一言メモしておくと、単なる反復で終わらせずに済みます。
年数を増やしすぎるときの注意
古い年度の過去問は、出題形式や配点が今と変わっている場合があります。年数を欲張ってさかのぼりすぎると、今の傾向とずれた対策に時間を使ってしまうことがあります。まずは直近の年度を丁寧にやり、余裕があれば古い年度に手を広げる、という順番がおすすめです。
直前期は「量」より「優先順位」
入試直前になるほど残り時間は限られます。全ての学校の過去問を同じだけやろうとせず、第一志望と、直前に受ける学校を優先し、既に十分な回数をこなした学校は復習だけに留めるなど、優先順位をつけて進めると焦らずに済みます。
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